吹奏楽コンクールで"ポップス"
こんにちは!
今回は「全日本吹奏楽コンクール」
のお話をしたいと思います。
"コンクール"というのは、
12分の中で課題曲と自由曲を演奏し
審査員によって審査されるものです。
そのため、自由曲の選曲には
・海外のブラスバンド作曲家の曲
・日本人の吹奏楽作曲家の曲
を取り上げるのが一般的です。
しかし、
「吹奏楽コンクールだからって"カタい曲"をやらなくてもいいじゃないか!」
という猛者(?)な団体もたま〜にあります。
今回はそんな変わった選曲をまとめてみました。
組曲「スター・ウォーズ」より
1978年 職場の部 阪急百貨店吹奏楽団
こちらは、完全なポップスじゃないですが
コンクール史上初「映画音楽」を自由曲に選び、
当時の吹奏楽界に衝撃を生んだ演奏です。
当時は賛否両論あったようですが、
今となっては「映画音楽」というのも選択肢の一つなのかもしれないです。
【吹奏楽編曲】「スターウォーズ」より(78年:阪急百貨店) - YouTube
パリのアメリカ人(NSB)
1981年 職場の部 電電中国吹奏楽団
こちらも完全なポップスではない…
と思いきや、編曲は岩井直溥先生!
巨匠の手によって鮮やかなポップススタイルにアレンジされています。
パリのアメリカ人~1981年全日本吹奏楽コンクール自由曲~ - YouTube
ラプソディ・イン・ブルー(NSB)
1991年 職場の部 NTT中国吹奏楽団
遂に岩井編曲作品で全国金賞
"コンクールでポップス"という
新たな文化を形成…したのか?
【吹奏楽】ラプソディ・イン・ブルー NTT中国吹奏楽団 - YouTube
コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ
1999年 高等学校の部 土佐女子高等学校
遂に高校の部に登場。
吹奏楽コンクールで6回も演奏されている
吹奏楽ジャズの名曲です。
土佐女子高: コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ - YouTube
トリビュート・トゥ・カウントベイシー・オーケストラ(NSB)
2005年 職場の部 NTT西日本中国吹奏楽クラブ
真島俊夫先生の編曲です。
この曲は、ジャズ界の巨匠"カウントベイシー"の楽団の代表曲をメドレーにした作品。
もはや完全にジャズ。
【吹奏楽編曲】トリビュート・トゥ・カウント・ベイシー・オーケストラ(真島俊夫:05年:NTT西日本中国) - YouTube
ウィークエンド・イン・ニューヨーク
2009年 職場・一般の部 尼崎吹奏楽団
現代のブラスバンド(吹奏楽)作曲家、「フィリップ・スパーク」の作品。
終盤のクライマックスのスウィングがかっこいい!
ウィークエンド・イン・ニューヨーク スパーク - YouTube
以上、全国大会で演奏されたポップス作品の代表例を取り上げてみました。
ぜひ、一度聞いてみてください!
それではさよーならー(^^)/