CASIOPEAの「2つの"Golden"」
こんにちは!
年の瀬恒例のブログ更新でございます笑
今回はCASIOPEAの
- Golden Island
- Golden Waves
という、"Golden"がつく2つの曲について
曲の紹介や共通点を書いていきたいと思います!
Golden Island
1990年のアルバム「The Party」の10曲目の曲で、
作曲は向谷さんと野呂さんの共作です。
「The Party」はカシオペアの第2期初のアルバム。
日山さんとナルチョが加わった新生カシオペアが、
「映像と音源の同時一発撮り」という
とんでもない収録方法で作られたアルバムです。
(↓ドラマーとベーシストの変遷はこちら)
CASIOPEAの「ベーシストとドラマー」 - 趣味・・・人生
このアルバムは全体的にサウンドが統一されていて、
野呂さんのギターの前よりも歪んだ音、
向谷さんの幅の広いシンセ・ブラス系の音が特徴です。
今回の「Golden Island」もその一つ。
ミディアムテンポの8ビートの曲調、
向谷さんの繰り出す雄大なコード進行は
まさに黄金に輝く夕方の島や海を彷彿とさせ、
どこか馴染みやすいサビのメロディが特徴の
ポップなナンバーです。
DVD版では最後の楽曲になっていて、
アルバムの収録風景やスタッフクレジットとともに
この曲が流れる様子はなんとも感動的です。
途中にはお得意の4人のユニゾンパートもあり、
向谷さんのコード進行やメロディのポップさと
野呂さんのサウンド作りや仕掛けとが融合して生まれた
新生カシオペアの"隠れた名曲"です。
Golden Waves
こちらの曲は、1996年の「Light and Shadow」の
1曲目に収録された曲です。
このアルバムの発売前、
ドラマーの熊谷さんがカシオペアを脱退したため、
このアルバム以降はドラマーをサポートメンバーが
務めることになる訳ですが、
(↓熊谷徳明さんについてはこちら)
「Shocking Function」と「熊谷徳明」 - 趣味・・・人生
なんと「Golden Waves」のドラマーは
Harvey Mason!!!
「4✕4」以来となるアルバム収録に参加した大御所、
その味のあるフィルインから曲は始まります。
この曲はミディアムスローの16ビート、
またも雄大なコード進行とメロディに惹き込まれます。
途中の向谷さんのソロ部分は一時的に転調しており、
曲の中でもよりキラキラと輝く見せ場の一つです。
全体的なサウンドは"Island"の方とよく似ていますが、
こちらはより成熟していて、安心感のある曲調です。
ゆったりとした黄金の波を感じることができます!
メンバー交代の時期に出された2つの"Golden"、
どちらも聞く人を前向きにしてくれる曲です。
よく似た曲調の中にも、6年間のいろいろな変化、
そして進化が見られるのも面白いですね。
今更ですが、
僕は、何度も元気をもらったこの曲が大好きです!笑