CASIOPEAの「ベーシストとドラマー」
こんにちは!
前回に続いて、今回も話題は「CASIOPEA」です。
前回の記事で4代目ドラマー「熊谷徳明」さんを
楽曲とともに来歴を簡単に紹介しました。
今回は、CASIOPEA全体のベーシストとドラマーの歴史を
振り返っていきたいと思います。
櫻井哲夫&佐々木隆
この2人は、アルバムデビュー時のメンバー、
つまり初代ということになりますね。
このコンビは、アルバムで言うと、
「CASIOPEA」から「SUPER FLIGHT」までです。
「スリル・スピード・スーパーテクニック」の時代、
お二人とも、超絶テクニックを披露しています。
佐々木さんもデビューアルバムを聴くと、
当時からパワフルなドラミングで圧倒。
デビューアルバムより「Time Limit」なんかを聞くと、
ほんとに音の数とパワーに圧倒されます。
桜井哲夫&神保彰
1980年には、"神"こと神保彰が加入します。
神保さんの音は、佐々木さんに比べると軽い。
その分、リズムは超タイトになり、
16ビートの裏が面白いようにキマるようになります笑
このコンビはアルバムで言うと、
「THUNDER LIVE」から「WORLD LIVE '88」
スタジオアルバムで言うと、
「MAKE UP CITY」から「EUPHONY」まで。
カシオペア前期の隆盛を支えたコンビです。
個人的には、櫻井さんの音に合うドラマーは、
やはり神保さんなのだと思います。
「音の重さ」よりも「タイトなリズム感」
これを重視する2人のプレイは、
バンド、楽曲全体のリズム感を引き締めている、
そしてこれが、
CASIOPEAの「スーパーテクニック」を
確立していったのだと思います。
どのアルバムからも「凄さ」が伝わってきます。
鳴瀬喜博&日山正明
「ジンサク」コンビの脱退後の2人。
このコンビはアルバムで言うと、
「THE PARTY」から「active」までです。
ナルチョの音、櫻井さんとは真逆です。
しかしこれが良い要素にするのが「CASIOPEA」。
ドラマーの日山さんはジャズ出身。
レギュラーグリップの使い手です。
この2人のグルーブ感と音が見事にマッチ!
その凄さを証明する動画がコレ↓
カシオペア CASIOPEA CyberZone & 青い炎
「Cyber Zone」後のソロに注目!
日山さんの重い音、ナルチョのパワフルな音
2人ともジャズの経験が豊富だからなのか、
見事にマッチしています。
個人的にこのリズム隊が一番好きです笑。
鳴瀬喜博&熊谷徳明
1992年に日山さんが体調の問題で脱退。
その後加入したのがアメリカ帰りの熊谷さん。
このコンビはアルバムで言うと、
「DRAMATIC」から「Flowers」までです。
熊谷さんの音っていうのは
神保さんと日山さんの中間の重さのようなんですが、
そのプレイはとにかくパワフル。
若さを前面に出したスタイル、嫌いじゃない笑。
ナルチョのスタイルとも相まって、
このコンビも相性はなかなか良かったのかな?
名曲「TRANCE EVOLUTION」も
熊谷さんあっての曲だと勝手に思っています。
この頃の熊谷さん、結構とがってますよね笑。
今のTRIXのMCとかでは考えられないような感じ。
まあそれも含めて野呂さん達は採用したのかも。
自分は今の熊谷さんの方が好きですね笑。
鳴瀬喜博&神保彰(サポート)
熊谷さんが1998年に「卒業」後、
"神"がサポートメンバーとして帰ってきます。
しかしこのリズム隊、自分には少々意見が...
2人とも日本を代表するプレイヤーです。
しかし、それぞれにはCASIOPEAの歴史の中で
最高のパートナーがいたように感じます。
神保さんは櫻井さん、ナルチョは日山さん。
どうも今の感じだと、
お互いが十二分に能力を発揮できてないような...
神保さんの「タイトさ」とナルチョの「重さ」
あまり相性が良くないのかな、と思います。
3rdになり大高さんが加入したことで、
ナルチョの音が活きるようになりましたが、
それでもまだやはり違和感があります。
しかし、それも含めての今の「CASIOPEA」。
違和感はきっと過去に縛られている自分がいるから
そう思ってこれからも応援していきたいと思います。
メンバー皆おじいさんになっても、
いよいよ今年で、
デビュー40周年!!