趣味・・・人生

見てくだされば光栄です。

サンライズ瀬戸・出雲 切符争奪戦(10時打ち)

皆さん、こんにちは。

 

今回は、

 

寝台特急 サンライズ瀬戸・出雲の切符を購入した話です。

 

ただ、これは普通に指定席を買うのとは訳が違います。

 

サンライズのような人気列車の指定席(寝台席)は、

 

日によっては発売開始と同時に売り切れてしまいます。

 

そのため、発売開始時刻に合わせてみどりの窓口

 

職員の方の協力の元、争奪戦に参加するのです。

 

※ちなみにこの争奪戦のことを、

 発売開始時刻(出発1ヶ月前の10時)にちなんで

 「10時打ち」と言います。

 

 

今回管理人が手に入れようと計画したのは、

 

サンライズ瀬戸・出雲 東京岡山間のB寝台シングル

 

普通の平日の便ならば、

 

席数の多いシングルはそう簡単には売り切れませんが、

 

管理人が手に入れたいのは、

春分の日を含めた3連休の前日の夜出発の下り。

 

ただでさえ下りの方が人気が高いうえに、

 

  • 祝日の前日
  • しかも3連休前
  • 学生長期休暇シーズン

 

というなかなかハードな条件です。

 

さらに管理人は欲張りなので、

 

知り合いの鉄道マニアからもらった情報を基に、

 

上段・進行方向左側 という大体の席の位置まで指定。

 

流石に簡単には取れそうにないので、

 

初めての10時打ちに参加することにしました。

 

(ちなみになぜ「上段・進行方向左側」かと言うと、上段は景色が見やすく、左側は貨物などとのすれ違いの際の騒音が少ないからです。)

 

以下はその10時打ちの模様を時間とともに実況したものです。

 

結構詳しく書いたので初心者の方もぜひご覧ください。

 

 

9:40 広島駅 みどりの窓口 到着f:id:hiroshimayarou:20200219170347j:image

この日は2月の平日の水曜日。窓口到着時、恐らく新幹線の切符目当てのサラリーマンが5人程度並んでいました。後ろに並びます。

 

 

9:41 窓口(1回目)

1分ほどで順番が回ってきました。

カープの大瀬良大地似の優しそうなお兄さんが対応。

 

自分「3/19出発のサンライズ号の切符を買いたいんですが…」
職員「それですと10時に一斉発売なので、それまで20分ほどお待ちいただくことになります。」
自分「あ、分かりました。」
職員「10時前になったらご案内いたしますのでそれまで窓口の近くでお待ち下さい。」
自分「ありがとうございます。」

 

窓口近くの列から外れたスペースで待機。

その後もう1人だけ10時打ちの人が来ました。

 

※ちなみにこの日は可部線が人身事故の影響で緑井可部間が運転見合わせ中でしたが、みどりの窓口では特に何もなく、10時前になると人もまばらになりました。

 

9:53 窓口(2回目)

10分ほどで先程とは違う窓口から呼ばれました。

今度は体格がいい頼もしそうなお兄さんが対応。

 

職員「10時受付のお客様こちらへどうぞ」
自分「はい」テクテク
(もう1人もこの時点で別の窓口に通されていました。)

職員「はい、列車の方は?」
自分「あのー、サンライズ号の…」
職員「あ、まず日付からお願いします。」
自分「あ、すいません。3/19東京出発のサンライズ号です」
職員「はい。席はどちらにしますか?」
自分「B寝台シングルで。」
職員「はい。」
自分「あの、それで出来ればでいいんですけど…」
職員「はい、」
自分「上の方の個室で、」
職員「上段ですね、」
自分「はい、それで進行方向の左側がいいなと思ってまして、」
職員「左ですね、分かりました。」

 (数秒空いて)
職員「岡山までですよね?」
自分「あっ、そうです。」←言い忘れていた
職員「瀬戸と出雲の指定はありますか?」
自分「特にないです。」

職員「禁煙で良かったですか?」
自分「それでお願いします。」

職員「分かりました。」
 (ここまでメモ書き、ここから端末カチャカチャ)
職員「一応上段狙いで行きますけど、一杯になったら下段の方になるかもしれません。」
自分「はい、分かりました。」

 

 

9:58

事前の入力が終わったらしく、職員さんが待機状態に。

(この間も何回か同じボタンをカチカチしていました。もしかしたら念のためにページを更新してたのかもしれません。)

 

 

9:59

職員さんが手元の腕時計を確認しながら10時を待ちます。

 

 

10:00

10時になった瞬間、手元キーボードのボタンを1度だけ タンッ と押しました。その後はしばらくタッチパネルを素早く操作していました。

 

 

10:01

1分ほどしてから職員さんが口を開きました。

 

職員「おっ、全て希望通りに取れました。」
自分「本当ですか!ありがとうございます!」

 (発券作業をしながら)
職員「(希望の条件だと)他はもう完売になってますね。」
自分「もう数十秒で?」
職員「そうですね。」

 

 

…という訳で、なんとか希望通りの席を確保しました。f:id:hiroshimayarou:20200219194656j:image

 

その後は乗り継ぎの新幹線の自由席特急券(岡山→広島)も併せて発券してもらいました。乗車券は後日買うことにしたので、この日購入した切符は自由席特急券と特急・寝台券の2枚です。最後はご協力いただいた職員さんに最敬礼をしてから窓口をあとにしました。

 

以上、管理人の10時打ちの模様でした。

 

本当に広島駅の職員さんはどなたも優しかった…

 

これで東京旅行を夜まで満喫できます。

 

 

広島駅の職員の方、

 

本当にありがとうございました!!!

CASIOPEAの「2つの"Golden"」

こんにちは!

 

年の瀬恒例のブログ更新でございます笑

 

今回はCASIOPEA

  • Golden Island
  • Golden Waves

 

という、"Golden"がつく2つの曲について

 

曲の紹介や共通点を書いていきたいと思います!

 

 

Golden Island

YouTube

 

1990年のアルバム「The Party」の10曲目の曲で、

 

作曲は向谷さんと野呂さんの共作です。

 

「The Party」はカシオペアの第2期初のアルバム。

 

日山さんとナルチョが加わった新生カシオペアが、

 

「映像と音源の同時一発撮り」という

 

とんでもない収録方法で作られたアルバムです。

 

(↓ドラマーとベーシストの変遷はこちら)

CASIOPEAの「ベーシストとドラマー」 - 趣味・・・人生

 

このアルバムは全体的にサウンドが統一されていて、

 

野呂さんのギターの前よりも歪んだ音、

 

向谷さんの幅の広いシンセ・ブラス系の音が特徴です。

 

今回の「Golden Island」もその一つ。

 

ミディアムテンポの8ビートの曲調、

 

向谷さんの繰り出す雄大なコード進行は

 

まさに黄金に輝く夕方の島や海を彷彿とさせ、

 

どこか馴染みやすいサビのメロディが特徴の

 

ポップなナンバーです。

 

DVD版では最後の楽曲になっていて、

 

アルバムの収録風景やスタッフクレジットとともに

 

この曲が流れる様子はなんとも感動的です。

 

途中にはお得意の4人のユニゾンパートもあり、

 

向谷さんのコード進行やメロディのポップさと

 

野呂さんのサウンド作りや仕掛けとが融合して生まれた

 

新生カシオペアの"隠れた名曲"です。

 

Golden Waves

YouTube

 

こちらの曲は、1996年の「Light and Shadow」の

 

1曲目に収録された曲です。

 

このアルバムの発売前、

 

ドラマーの熊谷さんがカシオペアを脱退したため、

 

このアルバム以降はドラマーをサポートメンバーが

 

務めることになる訳ですが、

 

(↓熊谷徳明さんについてはこちら)

「Shocking Function」と「熊谷徳明」 - 趣味・・・人生

 

なんと「Golden Waves」のドラマーは 

 

    Harvey Mason!!!

 

「4✕4」以来となるアルバム収録に参加した大御所、

 

その味のあるフィルインから曲は始まります。

 

この曲はミディアムスローの16ビート、

 

またも雄大なコード進行とメロディに惹き込まれます。

 

途中の向谷さんのソロ部分は一時的に転調しており、

 

曲の中でもよりキラキラと輝く見せ場の一つです。

 

全体的なサウンドは"Island"の方とよく似ていますが、

 

こちらはより成熟していて、安心感のある曲調です。

 

ゆったりとした黄金の波を感じることができます!

 

 

 

メンバー交代の時期に出された2つの"Golden"、

 

どちらも聞く人を前向きにしてくれる曲です。

 

よく似た曲調の中にも、6年間のいろいろな変化、

 

そして進化が見られるのも面白いですね。

 

今更ですが、

 

僕は、何度も元気をもらったこの曲が大好きです!

赤松真人という選手

こんにちは!

 

約半年ぶりの更新でございます…(^o^;

 

本日、広島東洋カープ赤松真人選手

 

引退試合が開催されました。

 

試合自体は負けてしまいましたが…

 

赤松選手は途中からセンターの守備へ。

 

最後はスピーチ(の後に菊池選手の涙!)、

 

そしてグラウンド1週でファンに別れを告げました。

 

 

僕がプロ野球を本気で見始めたのが2008年。

 

その2008年に赤松選手は広島に入団しました。

 

新井貴浩選手の人的補償として。

 

阪神時代の赤松選手は、

 

2軍では何度もタイトルを取っていましたが、

 

阪神の強力な1軍外野陣(赤星、金本、桧山、桜井、林)

 

のおかげで1軍出場が少ない、という

 

なんとも運の悪い選手でした。

 

しかし、2008年に広島に入団すると、いきなり一軍。

 

しかも4月には1番バッターとして定着。

 

その期待に赤松選手も応え、

 

プロ初となる先頭打者ホームラン、

 

そして次の日も先頭打者ホームラン。

 

まさに水を得た鯉のようにグラウンドで跳ねました。

 

2009年に新球場に移転後、

 

広くなったグラウンドは赤松選手の躍動を際立たせ、

 

2010年にはあの伝説のプレーが生まれました。

プロ野球 スーパーキャッチ 忍者!?スパイダーマン!? 赤松選手 - YouTube

 

…ここまでを振り返って、

 

確かに赤松選手の実力も光りますが、

 

・たまたま新井選手がFA、赤松選手がプロテクト外

・たまたま広島が獲得

・たまたま1軍初HRが先頭打者ホームラン

・たまたま2日連続先頭打者ホームラン

・たまたま入団翌年から本拠地が移転し広くなる

・たまたま村田選手の打った打球がいいコースに

 

こう考えると、ものすごく運の良い男になってません?

 

そして、2016年、

 

史上初の「コリジョンサヨナラ」という

 

よくわからない記録の張本人となった数カ月後、

 

広島25年ぶりのリーグ優勝の瞬間を

 

赤松選手はレフトの守備位置で迎えます。

 

名だたるプロ野球選手はたくさんいますが、

 

優勝の瞬間をグラウンドで迎える選手なんて、

 

本当にごく僅かです。

 

実力だけでどうにかなるものでもありません。

 

広島の赤松真人という選手の運の強さが、

 

赤松選手を「優勝チームのレギュラー選手」にまで押し上げました。

 

赤松選手は運がいい男に生まれ変わったのです。

 

 

と、僕は数年前まで思い込んでいました。

 

おそらく僕だけじゃないはず、

 

ファンの中にもそういう人はいたと思います。

 

 

2016年12月、

 

赤松選手は「胃がん」と診断されます。

 

病状は初期段階でしたが、

 

胃の半分の摘出と副作用の強い抗癌剤治療を

 

余儀なくされます。

 

赤松選手は、諦めませんでした。

 

僕らも赤松選手を諦めませんでした。

 

ずっと1軍で再び活躍する姿を待っていました。

 

しかし、その夢は叶いませんでした。

 

 

引退試合を迎えた昨日、僕は気づきました。

 

赤松選手は、やっぱり運の悪い選手だったんだ。

 

胃がんで突然選手生活をストップさせられて、

 

胃を半分摘出して、辛い治療を余儀なくされて。

 

 

そして、同時に、

 

運がいいと思いこんでいたことは、

 

すべて、赤松選手の実力の積み重ね、

 

努力の結晶だったことに、気づきました。

 

絶対に諦めない心、鍛え抜いた体、

 

全部そこから生まれた必然の結果でした。

 

 

赤松選手の引退試合は、実は5日前の予定でした。

 

しかし雨天中止で昨日に順延に。

 

赤松選手はこれに対して

 

僕らしいですよね。由宇(2軍での自身)の最終戦も雨で中止だった。今季マツダで初めて雨で中止と聞いて、みんなと野球する日にちが増えてうれしいです。

 

とコメントしています。

 

運の悪い赤松選手のすべてが凝縮されたコメント、

 

どんな運の悪いことも、

 

ちゃんと受け入れて、それを前向きに考える。

 

これがきっと、赤松選手の諦めない心の原動力だったんだと、

 

僕は思います。

 

 

赤松選手、本当にお疲れさまでした。

 

これからも前を向いて、頑張ってください。

 

応援しています。

CASIOPEAの「ベーシストとドラマー」

こんにちは!

 

前回に続いて、今回も話題は「CASIOPEA」です。

 

前回の記事で4代目ドラマー「熊谷徳明」さんを

 

楽曲とともに来歴を簡単に紹介しました。

hiroshimayarou.hatenablog.com

 

今回は、CASIOPEA全体のベーシストとドラマーの歴史を

 

振り返っていきたいと思います。

 

櫻井哲夫佐々木隆

この2人は、アルバムデビュー時のメンバー、

 

つまり初代ということになりますね。

 

このコンビは、アルバムで言うと、

 

CASIOPEA」から「SUPER FLIGHT」までです。

 

「スリル・スピード・スーパーテクニック」の時代、

 

お二人とも、超絶テクニックを披露しています。

 

佐々木さんもデビューアルバムを聴くと、

 

当時からパワフルなドラミングで圧倒。

 

デビューアルバムより「Time Limit」なんかを聞くと、

 

ほんとに音の数とパワーに圧倒されます。

 

 

桜井哲夫神保彰

1980年には、"神"こと神保彰が加入します。

 

神保さんの音は、佐々木さんに比べると軽い。

 

その分、リズムは超タイトになり、

 

16ビートの裏が面白いようにキマるようになります笑

 

このコンビはアルバムで言うと、

 

「THUNDER LIVE」から「WORLD LIVE '88」

 

スタジオアルバムで言うと、

 

「MAKE UP CITY」から「EUPHONY」まで。

 

カシオペア前期の隆盛を支えたコンビです。

 

個人的には、櫻井さんの音に合うドラマーは、

 

やはり神保さんなのだと思います。

 

「音の重さ」よりも「タイトなリズム感」

 

これを重視する2人のプレイは、

 

バンド、楽曲全体のリズム感を引き締めている、

 

そしてこれが、

 

CASIOPEAの「スーパーテクニック」を

 

確立していったのだと思います。

 

どのアルバムからも「凄さ」が伝わってきます。

 

 

鳴瀬喜博日山正明

「ジンサク」コンビの脱退後の2人。

 

このコンビはアルバムで言うと、

 

「THE PARTY」から「active」までです。

 

ナルチョの音、櫻井さんとは真逆です。

 

しかしこれが良い要素にするのが「CASIOPEA」。

 

ドラマーの日山さんはジャズ出身。

 

レギュラーグリップの使い手です。

 

この2人のグルーブ感と音が見事にマッチ!

 

その凄さを証明する動画がコレ↓


カシオペア CASIOPEA CyberZone & 青い炎

「Cyber Zone」後のソロに注目!

 

日山さんの重い音、ナルチョのパワフルな音

 

2人ともジャズの経験が豊富だからなのか、

 

見事にマッチしています。

 

個人的にこのリズム隊が一番好きです笑。

 

鳴瀬喜博熊谷徳明

 

1992年に日山さんが体調の問題で脱退。

 

その後加入したのがアメリカ帰りの熊谷さん。

 

このコンビはアルバムで言うと、

 

「DRAMATIC」から「Flowers」までです。

 

熊谷さんの音っていうのは

 

神保さんと日山さんの中間の重さのようなんですが、

 

そのプレイはとにかくパワフル。

 

若さを前面に出したスタイル、嫌いじゃない笑。

 

ナルチョのスタイルとも相まって、

 

このコンビも相性はなかなか良かったのかな?

 

名曲「TRANCE EVOLUTION」も

 

熊谷さんあっての曲だと勝手に思っています。

 

この頃の熊谷さん、結構とがってますよね笑。

 

今のTRIXのMCとかでは考えられないような感じ。

 

まあそれも含めて野呂さん達は採用したのかも。

 

自分は今の熊谷さんの方が好きですね笑。

 

 

鳴瀬喜博神保彰(サポート)

 

熊谷さんが1998年に「卒業」後、

 

"神"がサポートメンバーとして帰ってきます。

 

しかしこのリズム隊、自分には少々意見が...

 

2人とも日本を代表するプレイヤーです。

 

しかし、それぞれにはCASIOPEAの歴史の中で

 

最高のパートナーがいたように感じます。

 

神保さんは櫻井さん、ナルチョは日山さん。

 

どうも今の感じだと、

 

お互いが十二分に能力を発揮できてないような...

 

神保さんの「タイトさ」とナルチョの「重さ」

 

あまり相性が良くないのかな、と思います。

 

3rdになり大高さんが加入したことで、

 

ナルチョの音が活きるようになりましたが、

 

それでもまだやはり違和感があります。

 

しかし、それも含めての今の「CASIOPEA」。

 

違和感はきっと過去に縛られている自分がいるから

 

そう思ってこれからも応援していきたいと思います。

 

 

メンバー皆おじいさんになっても、

 

やはりCASIOPEAは「CASIOPEA」。

 

いよいよ今年で、

 

デビュー40周年!!

「Shocking Function」と「熊谷徳明」

お久しぶりです。久々のフュージョンネタです。

 

 

今回は、CASIOPEAのアルバム「DRAMATIC」より

 

Shocking Function」という曲をご紹介します。

 

https://youtu.be/1t8JLTSOv1w

 

この曲は、1993年のアルバム「DRAMATIC」に収録されています。

 

アルファレコードに復帰後初のアルバムであり、

 

ドラマー熊谷徳明の新加入後初のアルバムです。

 

 

まず特筆すべきはやはり熊谷さんについて。

 

子供の頃からCASIOPEA(特に神保彰)に憧れていたという熊谷さん。

 

名門「バークリー音楽大学」を卒業後、CASIOPEAに加入。

 

神保さん、日山さんに比べて圧倒的に派手なドラミングが特徴。

 

その力強さが演奏からビシビシ伝わってきます…

 

そして、初参加のアルバムに曲まで提供。

 

流石、バークリー出身…

 

そして生まれたのが「Shocking Function」。

 

 

前奏から16ビート全開のドラムと、ナルチョのベースがビシビシ叩き込まれます。

 

キーボードによるAメロは音の数は多いですが歯切れのいい軽快な旋律。

 

そして、Bメロになり曲が動き出します。

 

熊谷氏独特のいわゆる「エモい」メロディ。

 

後に結成する「TRIX」によく見られる"熊谷節"。

(例:アルバム「FORCE」の「Puma」。曲の構成までそっくりです。)

 

自分はここが一番のお気に入りポイント!

 

毎回聞き惚れてしまいます!

 

そして、野呂氏がメロディに加わりサビへ。

 

このサビ、あのBメロの割にあっさりしてるんですよね。

 

サビも歯切れが良い爽快感のある旋律。

 

その後、向谷さんの難解かつジャンキーなソロが終わると、

 

曲最大の見せ場がやってきます。

 

熊谷さん特有のパワフルなドラムソロ(しかも長い!)

 

そして、その間を縫うようにユニゾンが入ります。

 

16分音符の難解なリズムが展開され、ドラムソロはヤマ場を迎えます。

 

そして、何事もなかったかのように再びAメロへ…

 

CASIOPEAに熊谷在り!」と言わんばかりの衝撃、

 

まさに「Shocking Function」ですね…

 

 

意外とこの曲のレビューが少ないんですよね…

 

自分は隠れた名曲だと思ってるんですが、

 

世間的にはどーなんでしょうか…?

 

神保デビュー作「Ripple Dance」もそうですが、

 

ちょっと"異色"な感じがとても鮮やかに映って、

 

印象に残る名曲として自分の中では感じてます。

 

 

結果的に、熊谷さんは「DRAMATIC」を含め、

 

6枚のアルバムの発表後、CASIOPEAを脱退します。

 

そしてその後、あの有名バンド

 

「ハイパーテクニカルコミックフュージョンサービス団体」こと「TRIX」を結成し、

 

再び、フュージョンの第一線に帰ってくるのです。